皆さまのご支援で、着実な予算編成
  ・平成19年度一般会計予算
・特別会計・事業会計
・19年度予算の主な使いみち

平成19年度一般会計予算
総額46億円

歳入(収入)

 平成19年度一般会計の当初予算は、「蔵王町行政改革推進計画」に沿い、「財政再建団体」への転落を回避するとともに、財政の弾力性を回復させながら、自主的な財政再建に向けて予算編成にあたった結果、18年度に比べ8,000万円(1.7l)減少、46億円となりました。
    ◆
 歳入の主なものを18年度当初予算と比較すると、国から地方への税源移譲などに伴い、町税が11,130万円増の17億4,909万円を計上、地方交付税も6,000万円増の14億4,000万円を計上しました。
 一方、国の「三位一体改革」に伴い地方譲与税が9,422万円(49.1l)、国庫支出金が556万円(2.9l)減少しました。
 歳入予算は、現時点で見込まれる最大限の額を計上したものの、それでもなお不足する財源を補うため、昨年と同様、財政調整基金から9,000万円、減債基金から728万円を取り崩して充当するなど、極めて厳しい予算編成となりました。

歳出(支出)

 歳出では、行政需要が増大する一方で、財源確保の見通しが不透明な大変厳しい状況の中、限られた財源を有効に活用するもので、計画的な行財政運営を行うとともに、効率的な行政運営と徹底したコスト削減を図り「歳入に見合った歳出」を認識しての予算編成となりました。
 特に、みやぎ蔵王こけし館の管理を指定管理者制度に移行、町長の給料を25%、副町長・教育長の給料を15%ずつ減額。固定資産評価審査委員会など非常勤の特別職の職員の報酬の見直し、会議などで4時間に満たない場合を2分の1にさせていただきました。また、退職職員の不補充による職員を7名減、管理職手当・住居手当・通勤手当の大幅な引き下げ、投資的経費の削減など、現在可能な限りの見直しを行いました。
 歳出の項目別に18年度と比較すると、土木費591万円(11.1l)、教育費3,713万円(5.0l)、衛生費2,155万円(4.8l)、農林水産業費2,031万円(8.1l)など、ほとんどの予算項目で減額となりました。
 また、公債費においては、対前年比3.6l増の7億4,539万円を計上しました。

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特別会計・事業会計


計画的に実施している地域リハビリテーション研修会は、医療費・介護費の抑制に役立ちます。 。

 

各種特別会計
 平成19年度の特別会計の歳入歳出予算額と事業会計の収支見込額は下の表のとおりです。
 特別会計の予算額をそれぞれ18年度当初予算と比較すると、医療費が増えたことにより2億円(16.7l)増加、老人保健特別会計は、医療費の増額などにより1億3,600万円(10.5l)増額しました。介護保険特別会計は、在宅介護サービス利用者の増加が見込まれることなどから2,990万円(4l)増加しました。
 公共下水道事業特別会計は、新規工事を凍結し、3,154万円(6.6l)減額しました。

水道事業会計進む経営改善

 蔵王病院事業会計は、昨年7月から総病床数を「40床」から「38床」に変更。また、10月から歯科診療を廃止と経営改善の努力をしましたが、18年度に比べ支出で3,502万円(7.5l)が減少しましたが、診療報酬の改定により収入も4,469万円(12.1l)減少、1億289万円の赤字が見込まれ、依然厳しい経営が続いています。
 水道事業会計は、給水収益の増加などで、単年度では1,630万円の黒字を見込み、累積赤字の縮小を図る予算としています。

平成19年度予算額

特別会計

会 計 名

歳入・歳出予算額

国民健康保険

14億円  

老 人 保 健

14億4,100万円  

介 護 保 険

7億7,490万円  

公共下水道事業

4億4,300万円  

宮 財 産 区

260万円  

 

事業会計

会 計 名

収益的収支の見込額

蔵王病院事業

収入

3億2,448万円 

支出

4億2,737万円 

水道事業

収入

5億6,530万円 

支出

5億4,900万円 

 

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19年度予算の主な使いみち

総務費では

◆仙南地域広域行政事務組合総務費負担金1,398万円
◆町民バス永野線運行に600万円
◆県議会・参議院・町議会議員選挙のため2,511万円

民生費では

◆社会福祉協議会助成金に1,007万円
◆国民健康保険、老人保健、介護保険の各特別会計への繰出金に合計で3億925万円
◆乳幼児・心身障害者医療の助成に2,804万円
◆乳幼児(2歳未満児)のおむつ券助成に432万円
◆障害者の福祉支援に1億6,277万円
◆永野、宮保育所の管理・運営に1億2,664万円
◆児童館(5館)の管理・運営に4,159万円

衛生費では

◆健康を守るための各種健康審査や検診などの委託料に4,744万円
◆白石斉苑負担金に599万円
◆ごみ、し尿の処理に1億629万円
◆合併処理浄化槽設置補助に689万円
◆蔵王病院・公立刈田綜合病院への負担金・出資金に1億1,728万円
◆水道事業への補助・出資金に4,006万円

農林水産費では

◆園芸特産重点強化整備事業の補助金に700万円
◆「蔵王ブランド」の確立体制強化として210万円
◆仙南広域農道の負担金として2,978万円
◆農地・水・環境保全向上対策事業の推進に297万円
◆県営ほ場整備事業の推進に6,520万円

商工費では

◆中小企業振興や地域活性化など商工振興に3,498万円
◆町観光協会助成金や町内観光施設の整備など観光振興に3,413万円
◆仙台・宮城デスティネーションキャンペーン負担金に150万円
◆こけし館の管理運営に189万円

土木費では

◆町道の除雪や融雪に1,000万円
◆永野山の入平沢線の道路改良に4,750万円
◆城山線の道路改良事業に1,700万円
◆公共下水道事業特別会計への繰出金に2億2,727万円

消防費では

◆常備消防を維持するために(仙南地域広域行政事務組合へ)1億4,377万円

教育費では

◆宮小学校校舎の耐震補強工事や小学校のパソコン室冷房設備工事に2,530万円
◆幼稚園の管理運営に8,714万円
◆公民館・文化会館・図書館の管理運営に1億888万円
◆ほ場整備の文化財調査費に6,984万円
◆社会体育振興、体育施設の管理・運営に6,322万円
◆学校給食の管理、調理・運搬の委託に1億302万円

公債費では

◆町債(町の借金)の元利返済に7億4,539万円

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